不動産コンサルタント 大野レポート No.08
タカラ塾
2002年3月9日
乱世の時代の生き残り術は
戦後の高度経済成長を経て平和な治世が数年前に終わり告げ、時まさに乱世の時代に突入したといえるでしょう。
今年に入り、本当にごく回りの人々にいろんな現実が現れ始めました。特に、今年になって40代後半の働き盛りの知人が心筋梗塞で逝去し、又同輩が3年有余を経て末期ガンで逝去しました。私にとっては、非常に重いショックでした。
又、零細企業の経営者(40才代から50才前半)から企業閉鎖や銀行との交渉や中堅サラリーマンのリストラによるローン破綻の相談が増えました。深刻な相談が多く、つい忙殺され私も体調を崩しそうになりました。
体調を保全維持し何よりも生き残るためには、緊張の時間と弛緩の時間をバランスよくとりながら、相談者とともにつらい時期を乗りこえ、且つ企業再生や新規事業又は商売変更のためのビジョンを本人が打ち立てて生きてゆくため、勇気と前向きな人生観をもてるところまで応援するのが私の仕事です。
特にこの1~2年が日本経済にとって正念場ですので、あまりぶれることのない大きく間違うことのない判断決断を自分や周りの人々に示して行かなければならないと感じています。そのためにも、出来るだけ一人で静かに瞑想したり、読書の時間と考える時間を取っていきたいと思います。できるだけ情報等に振り回されずに、大局に立ちながら実践していきたいと考えています。
先進資本主義国の中でも一気に高齢者者社会に突入するこの日本で、ずうーとあるべきモデル(福祉・介護・グルーピング等)を考え探していましたが、先月、横浜に出張しある会社を訪問し一気にビジョンが見えました。
その方向に向けて実行をしながら、又、皆さんに是非ご紹介できるような機会を持たせて頂ければ幸いと考えます。
夜の明けない朝はない。夜明けの前が一番暗いといいます。一条の明かりを求めつづけて前向きに生きていく覚悟です。
タカラ塾塾長 大野 哲弘